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取り扱い品への姿勢

ごまかしの入る余地のない流通。これがエル・コープの組合員が実現した大きな財産です。


私たちの願い − 健康で安全な食生活と環境にやさしい暮らし

バランゴンバナナ生産者 私たちは、安全で安心な食べものを家族や子どもたちに食べさせたい、家族の健康で、すこやかな暮らしを願って集いました。そして、 次の世代の子どもたちへ豊かな環境を残していく責任も実感しています。しかし、いのちを育むはずの食べもので、安全や健康を省みない、 儲けを追求するための偽装やごまかしをイヤというほど見てきました。メーカーに倫理観を期待するしかないのでしょうか?
お店に山のように積まれた商品は、その中から選択することしかできません。消費者は、決定権の無い受身な立場にたたされています。 食べものの根幹である日本の農業は、担って行く後継者が育たず、耕作放棄地が増えてきています。国内自給率は39%になり、回復の兆し もない状態です。60%もの食糧を海外に依存しなければならない状況は、「わかって食べる」という安心を追求する以前に、食の自立、 食料主権さえままならない状態です。

食べものの共同購入から、暮らし方を変えよう!

南有研レタス畑 食べものだけでなく、普段の暮らしで使われている合成洗剤が水を汚染し、大量の消費生活の結果として毎日出すごみからダイオキシンが 発生したり、暮らしのあり方も考え直す必要を感じてきました。消費者が見栄えの良い、きれいで、価格の安い野菜を求めると、農家は たくさんの化学肥料と農薬を使用せざるを得ません。日本は単位面積当たりの農薬使用量は主要先進国の中でもトップクラスです。その農薬 は農家の人たちの身体を蝕むだけでなく、土壌を汚染し、河川・海を汚染し、最終的には私たちの飲み水として戻ってきます。便利な生活と 引き換えに、環境を汚染し、加害者になりたくはない。農薬の問題は私たちの食べる野菜だけの問題ではないことを教えてくれました。私た ちは、「簡単で便利で安価で」という「消費者」の視点だけの暮らしのあり方を見直そうと呼びかけてきました。食べものの共同購入をと おして、安心できる食べもの、環境負荷の少ない生産や流通の“しくみ”をつくりだそうと、呼びかけ、運動をひろげていきました。
簡単で便利で、安価であることは消費生活をする上で一つの要件ではあります。しかし、消費はそれ自体で成り立ってはいません。生産が あり、流通、消費、そして廃棄という流れのなかにあります。同時にその流れは自然環境とも密接にかかわりを持っており、私たちはその中 で生活を営んでいます。
そのために、私たちは「消費者」の視点だけではなく、生活総体を視野に入れて取り組みを行う必要があると考え、暮らしを見直す「生活者」 としての運動をしているのです。

みんなの一人ひとりの“買う力”が集まって、“安心”を生み出します。

私たちは、「安全な商品」を取り扱って品揃えをし、お届けしているわけではありません。「認証」や「証明」も一つの選択する判断基準に はなりますが、結局お金をだして判断を他人にゆだねることにしか過ぎません。安全安心は、単に「無農薬」や「無添加」ということだけで はなく、生産構造や流通・さらには廃棄にいたるまで、踏み込むことが必要です。
余野農場 私たちの考える安全安心は、自分たちで力を合わせて、生産者とともに作り出していくほかないと考えています。絶えず、組合員と生産者と の関係作りの中から、信頼をもとによりよい商品に作り上げていく過程そのものなのです。生産者との信頼関係は、「欲しいときに欲しいだ け」「好きなときに好きなだけ」利用する“いいとこ取り”では決してできません。栽培してもらった分をまるごと利用することで特定の生 産者(産地)と結びつきを強め、その結果として、栽培方法まで踏み込んだ話し合いも可能となり、誰もが手にすることのできる素性の確か な、安全で安心できる食べものをつくるしくみが実現できます。そのためには、多くの組合員がもっている「利用する力」を結集させること が必要なのです。一人ひとりの利用する力の結集が安心を生み出します。これが私たちの考える「安全」です。安全性の高い“ものづくりの しくみ”をつくりだしてきました。

今、多くの偽装問題で食への信頼がおおきく揺らいでいます。
メーカーなどの倫理感に期待したり、行政による監視強化しか方法はないのでしょうか。
私たちは、食の問題も組合員自身が納得できる自分たちの基準をつくり、それをもとに生産者と直接提携して生産してもらい、しっかり責任 もって利用していくことで信頼関係を築いてきました。そのためには、ほしいところだけの“いいとこどり”には決して走りませんでした。 生産は、かならずしも消費の都合だけでは動いてくれません。都合のよいところだけ引き取って、そのほかの部分はいらないというのでは、 どこかで必ず問題が起こる構造だと考えるからです。生産の問題を理解し、対等な関係で“まるごと”利用していくことで生産方法や過程の はっきりわかる“わかって食べる安心”を実現できると考えています。たとえば、私たちが取り組んできた産直豚。一頭まるごと組合員が 分け合って消費していくという消費スタイルが生み出したおいしさと鮮度、素性がはっきりわかり、ごまかしの入る余地のない流通。これが エル・コープの組合員が実現した大きな財産です。

消費者の持つ「利用する力、利用しない力」

取り扱わないもののある生協です。
合成洗剤や塩ビ製品、合成抗菌剤、家庭内農薬(殺虫剤など)など、環境や人体に大きな影響をもたらす可能性のあるものは取り扱わない、 そうした製品に頼らない暮らし方を提案しています。
スーパーなどに行けば、たくさんの種類のたべものが並んでいます。私たちは、その中から選択して買うことはできるけれども、その中身や 製造方法などに決定することはできません。表示だけが唯一の情報源になりますが、その表示に数々の偽装が見つかり、この国の食への信頼 が大きく揺らいでいます。

生協は物を売るところではないのです。営利目的で活動はしていません。組合員があつまって、自分たちの暮らしに本当に必要なものを協同 でつくりだし、分け合う場なのです。そのことを他人任せにしてしまわない、組合員が主人公(=自主運営)の生協であることを大切にして きました。

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